木酢液(もくさくえき)の害虫駆除効果

木酢液の園芸での効果

 

木酢液のもっともオーソドックスな使い方かつ簡単な使い方は、木酢液を水で薄め、じょうろで土壌に散布する方法や、噴霧器に入れて葉面散布したりする方法です。

 

実際に一般的な葉面散布をしようと思えば、1リットルの500倍希釈液なら、まず、木酢液5cc(小さじ1杯換算)を噴霧器に入れてそこに水を入れ、よくかき混ぜれば簡単で、これを噴霧してください。

 

噴霧する際のポイントは、葉の表だけでなく裏にも噴霧し、下の土にもポタポタと落ちる位たっぷりとかけることで、こうして、葉面散布と土壌散布を同時に行えば効率的です。

 

こうして葉面散布をすることの効果ですが、植物が病害虫に強くなり健康にもなるとされている点で、実際に400~1000倍の希釈木酢液を、トマトの苗木に週1回散布し続けたら、糖度、酸度ともに高いトマトが収穫できた実験報告もされています。

 

木酢液は土壌にも散布するわけですが、木酢液のいろいろな有機物は土壌の微生物を活性化するとされており、結果、有機物が豊富な良質の土に変化していきます。

 

どの成分がどう反応するのか等の具体的な研究報告はまだありませんが、実績がその効果を物語っているといえます。

 

もうひとつの意外な効果ですが、木酢液の匂いは焚火の時の煙のような匂いなのですが、これを苦手とする生き物が多く、害虫も寄ってこなくなったりするとされています。