木酢液(もくさくえき)の害虫駆除効果

木酢液の選び方

 

害虫駆除効果をはじめとするいろいろな効果が木酢液にはあるわけですが、できることなら良い品質の木酢液を選びたいものです。

 

その見分け方の一番の基本は「濁っていないもの」を選ぶことで、実際には、黄褐色、赤褐色で透明感があるものとなります。ちなみに不純物が多いと色が濃くなります。

 

理想的とされている原料はカシ類、ナラ類、ブナ類など原料の樹種がはっきりわかるもので紀州備長炭が特に評判が高いようです。

 

木酢液には独特の匂いがありますが、食酢のようなツーンとした刺激臭がないか確認してください。良い木酢液でも鼻をつく強い匂いがしますが、その匂いは木を燻したような匂いです。

 

園芸用だけではなく入浴用にも木酢液を使用する場合には、人畜に有害のおそれがある樹木も存在するので、原料の樹脂がはっきりわかる木酢液にしてください。

 

日本漢方研究所の「家庭菜園用・木酢液・原液」は、昔ながらの土釜製法による熟成木酢液となっており、無農薬や有機農法、家庭菜園など多目的に活用でき、人間にはもちろん、作物や家畜に対してもやさしい木酢液です。100倍希釈タイプも販売しています。

 

豊栄薬品商事の「スーパー木酢液」も、自然熟成と蒸留を組み合わせた高品質木酢液となっています。発ガン性物質や、植物成長阻害物質、その他の危険因子は取り除いてあり、変色はほとんど生じず、害虫駆除効果意外に、水質改善と有機園芸助剤としても使用できます。紀州備長炭の木酢液もやや効果ですが販売されています。